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債務整理をするとクレジットカードが持てなくなる?

借金減額や免除など、借金生活から解放されるための手続き、債務整理。
私も、3年ほど前に債務整理の中の一つである任意整理を行いました。
任意整理する際に私が気になっていたのが、
ということでした。
基本的に債務整理をすると、使っているクレジットカードは利用停止され、5年〜10年は新たにカードを作る事ができなくなります。
しかし、手続きからまだ3年、完済もしていない私ですがクレジットカードは使える状態にあります。
クレカリボ払いには懲りているので使うことはほとんどないですが、実はクレジットカードがないと困ることはよくあります。
- 海外に行くとき
- 格安スマホを契約するとき
- 家のWi-fiやインターネット回線を契約するとき
- ネットで航空券や宿泊予約をするとき
- Amazonや楽天などのネットショッピングをするとき
代表的なものを並べただけでもこんな感じ。
さらにTwitterではこんな意見も。
花金ですね🌸
飲み会の幹事で
高額の飲み代を現金で払うと「クレジットカードで払うとお得だよ‼️」
ってアドバイスされます😅
知ってるよ😭
作らないんじゃなくて
作れないの😭😭😭クレカのポイント還元の影響で
さらに言われる機会増えそうです😱💦— サキ🌸自己破産女子ブロガー🌸 (@SakiSono) October 4, 2019
一般的には、普通の社会人がクレカを持ってない、というだけでも不思議がられることがあるみたいです。
債務整理者がクレジットカードを作れない理由

銀行、クレジットカード会社、消費者金融などは、新規融資の依頼があると、その人の情報を信用情報会社(個人の信用データを蓄積している会社)から参照しています。
債務整理をするとその信用情報データに「事故情報」として登録されるのです。
事故情報は債務整理手続き後、もしくは完済後から5~10年は残るため、その間審査で必ず事故情報が開示され、クレジットカードを発行することができないというわけです。
信用情報会社は主に「CIC」「JICC」「KSC」の3社で、大まかには次のような棲み分けになっています。

カード会社が信用情報を照会するタイミングは融資のタイミング以外にも、
- クレジットカード更新時
- 借り入れ限度額/支払額の変更
などのタイミングで必要になるため、債務整理後すぐは使えても急に使えなくなることもあります。
また、債務整理の対象となったカードは当然使用できなくなり、場合によってはそのカード会社では二度とカードを作れない可能性もあります。
では、どんなパターンであればクレジットカードを作ることができるのか、その4つの方法をご紹介します。
債務整理後でもクレジットカードを持つ方法

そんな債務整理者でもクレジットカードを持つ方法が4つあります。
- 債務整理前に借り入れ0のクレジットカードを作っておく
- 代替となるカードを作る(デビット/プリペイド)
- 家族にクレジットカードの契約をしてもらう(家族カード)
ここから一つずつ、具体的に説明していきます。
1.債務整理前に借り入れ0のクレジットカードを作っておく
基本的に債務整理中・債務整理後はクレジットカードを発行することができません。
それならば、債務整理前にカードを作っておこうというのが1つ目の方法です。
とはいえ、債務整理を考える頃には審査も通りにくい状況になっていると思います。
もし、その時点で使っていないカードがあれば、私のように債務整理後も使える可能性があります。
私の場合、JCBカードと楽天カードは任意整理対象外だったため、手続き後も持ち続けていました。
どうしても使わなきゃいけないタイミングで利用したところ、楽天カードは利用した瞬間にカードが無効になりました。
JCBカードはどうしてもの時だけ利用しますが、いまだにカードは有効です。
この差は私にもよくわかりませんが、ひとまずJCBカードは使える状態なので重宝しています。
皆さんも使っていないカードがあったら、もしもの時用に大事に保管しておきましょう。
※自己破産・個人再生の場合には手続き後、強制解約になってしまいます。
2.代替となるカードを作る(プリペイド/デビット)
クレジットカードは作るのに審査が必要ですが、クレジットカードと同様の使い方が出来て
審査がいらないカードが存在します。
プリペイドカード:LINEPayカード

プリペイドカードとは、SuicaやPasmoのようにあらかじめお金をチャージして使うカードのことです。
いくつか種類がありますが、私がオススメしたいのはLINE Payカード。
LINEを持っていれば新しいアカウント作成やアプリダウンロードも不要ですぐ作成できます。
さらに銀行口座と連携すると、わざわざ銀行からお金をおろさなくても必要なとき支払いができるわけです。
プリペイドカードなのでチャージが必要ですが、LINEのウォレットタブから数タップでチャージ出来てしまうので簡単です。
このLINE Payカード、現在はJCBカードのみですが、来年からはVISAカードも追加となる予定です!
LINE Payカードを作成するための手順については、公式サイトから確認してみてください!
デビットカード
デビットカードは、自分の銀行口座と連携して買い物をした分だけ即座に口座から引き落としになるカードのことです。
プリペイドカードと似ていますが、違うのは事前チャージが不要で銀行口座に入っている分だけ使える、という点でしょうか。
クレジットカードと違い、自分の口座にその時入っている分しか使えないので使いすぎることもなく安心です。
3.家族にクレジットカードの契約をしてもらう(家族カード)

自分は債務整理後でクレジットカードが作れない。だけど格安SIMの契約をするためにクレジットカードを使いたい・・・。
こんな時には自分の家族や配偶者に家族カードを発行してもらいましょう。
三井住友カードなどで対応していますが、1枚家族や親族に発行してもらえば、年会費無料でもう1枚、家族カードを発行できるんです。
デメリットとしては引き落とし先が本カードで登録している口座に統一されてしまうので、本カードの持ち主に利用明細がいってしまうことです。
また、あなたが使った分のお金の受け渡しが毎月発生してしまいます。
おわりに
色々書いてきましたが、結局私が今メインで使っているのはLINE Payカードです。
これであれば自分がチャージした以上の買い物は出来ないですし、LINE PayとしてもQR決済で使えるので大変便利です。
今ですと政府がキャッシュレス還元事業をやっているので、
- 対象のチェーン店で使えば2%
- 対象の中小店舗で使えば5%
の還元が受けられます。
キャッシュレス還元事業について知りたい人は、そちらについても記事を書いてますので参考にしてみてください。
【キャッシュレス還元事業】PASMOで還元を受ける方法【登録必須!】