
私が任意整理をして支払いを続けてきた中で感じていることがあります。
それは、ネット銀行を使うメリットの大きさです。
自分もかつては某メガバンクをメイン口座として使っていたのですが、ネット銀行を使うメリットを知ってからはもうそちらに切り替えています。
結論から言うと、ネットバンクを使うメリットは3つあります。
- 振込手数料が月数回無料になる
- ATMの入出金手数料が月数回無料になる
- 預金金利がメガバンクの(最大)100倍以上になる
この記事ではこの3つのメリットとおすすめのネット銀行について、詳しくご紹介していこうと思います。
目次
ネット銀行とは?
そもそもネット銀行とは、
- 対面の店舗を持たず、インターネット上の取引を中心として営業している銀行
のことを言います。
店舗を持たない分、ATMなどの利用手数料や振込手数料を安く抑えることができているんですね。
任意整理中にネット銀行を使うメリット3つ
そんなネット銀行が任意整理をした人にとって役立つ理由が、次の3つです。
1.振込手数料が無料

任意整理者にとって一番大きいのがこれ。
任意整理をすると、弁護士さんに和解してもらった債権者の数だけ毎月振込をしなければなりません。
私の場合は、毎月6社に向けて返済をすることになりました。
6社ともなると、振込手数料を220円で計算しても220×6で1,320円/月かかります。
私の場合は返済期間5年で任意整理をしましたので、この振込手数料をそのまま払い続けると1,320×60(ヵ月)で79,200円も手数料だけで支払うことになってしまいます。
使う銀行口座によってこれだけの額を支払うかどうかが変わると言うのは、驚くべき話です。
2.ATMの入出金手数料が無料

続いて二つ目のメリットが、ATMの入出金手数料が月数回までは無料になる、ということです
メガバンクでは、深夜帯を除く平日と、土曜日の日中帯は入出金無料であることが多いですが、やはりコンビニのATMなどで入出金すると100円、200円は平気で取られてしまいます。
私はLINEPayをメインで使うようになってから、銀行から現金をおろす機会はかなり減りましたが、それでもどうしても手数料がかかるタイミングでおろしたいことはあります。
そんな時にネット銀行の口座なら、月数回は手数料無料で出金することが出来るんです。
3.メガバンクの100倍の金利
3点目のメリットが、ネット銀行の金利の高さ。
メガバンクの普通預金の金利は0.001%が基本です。
これは、もし100万円を預けていたら年間で10円が利子として上乗せされる計算。
しかし、この後ご紹介するネット銀行ではこの金利が0.1%に設定されているので、100万円預けると年間で1,000円の利子を受け取ることができます。
任意整理中でしたら大金を普通預金に入れておくことはそうないと思いますが、金利が良いに越したことはないと思います。
では、そんなネット銀行の中でどこが良いのか、私が実際に使ってみた体験も含めて、おすすめ出来る4つのネットバンクをご紹介したいと思います。
おすすめのネット銀行4選
じゃあ、どこのネット銀行を使えば良いのか?
今回は私がネット銀行を選ぶときにめちゃめちゃ探した中で、メリットが他より優れていると思った4つに絞っておすすめしようと思います。
SBJ銀行
SBJ銀行は、韓国の新韓銀行の日本支店から始まった銀行です。
国内に12店舗しかありませんが、入出金はみずほ銀行ATM、セブン銀行ATMやファミマATMなどが利用できるため、日常で不便を感じることはないはずです。
ATM入出金手数料 | 月10回まで無料(ローソンは対象外) |
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振込手数料(同行) | 無料 |
振込手数料(他行) | 月7回まで無料(※1)、以降は200円 |
普通預金金利 | 0.02% |
※1…「SBJバンキング」と言うネットバンキングの利用が前提。ジャパンネット銀行と楽天銀行向けの振込は3回まで無料。
東京スター銀行
東京スター銀行は、関東を中心に31支店展開しており、ゆうちょ銀行やセブン銀行ATMでも入出金ができるため、不便に感じることはないはずです。
メガバンクの普通預金金利が0.001%であることを考えると、給与振込口座に指定するだけで普通預金金利が0.1%になるのはかなり大きいです。
各種手数料は実質無料ですが、預金残高の1割を限度額として月末に使用した分がキャッシュバックされる仕組みになっています。
振込手数料は他のネットバンクに比べると少し高いかも…
ATM入出金手数料 | 月8回まで無料(24時間365日) |
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振込手数料(同行) | 無料 |
振込手数料(他行) | 月3回まで無料(※1)以降330円 |
普通預金金利 | 0.10%(※2) |
※1…スターワン口座取引明細書を郵送しない設定にした場合
※2…東京スター銀行口座を給与振込口座に指定した場合
楽天銀行
楽天証券や楽天カードなど、楽天のサービスを良く使うユーザーにはおすすめです。
楽天証券の口座と楽天銀行口座を連携するだけで、東京スター銀行と同じく預金金利が0.1%まで跳ね上がります!
振込手数料無料が月3回というところが、任意整理で振込先が多い場合にはネックになることもあるかもしれません。
ATM入出金手数料 | 月7回まで無料(24時間365日) |
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振込手数料(同行) | 無料 |
振込手数料(他行) | 月3回まで無料 以降168円(3万円未満),262円(3万円以上) |
普通預金金利 | 0.10%(※1) |
※1…楽天証券と口座連動する「マネーブリッジ」利用時のみ。
住信SBIネット銀行
株式投資などでお馴染みのSBI証券と三井住友銀行が共同出資してできた銀行です。
スマートプログラムという独自の会員ランクを有しており、1〜4のランクによって入出金手数料や振込手数料が無料になる回数が変わります。
次のうち、2つに該当すればランク2、3つに該当すればランク3となります。
- 30歳未満である
- 給与・賞与の振込口座に指定する
- 外貨預金の月末残高あり
- ロボアドバイザーの運用残高が10万円以上
- SBIハイブリッド預金の月末残高が10万円以上
- 総預金の月末残高が30万円以上
ATM入出金手数料 | 月2回〜15回無料(※1) |
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振込手数料(同行) | 無料 |
振込手数料(他行) | 月1回〜15回無料(※1)以降157円 |
普通預金金利 | 0.01%(※2) |
※1…ランク2で振込3回、入出金5回無料。ランク3で振込7回、入出金7回無料。
※2…SBI証券の口座と連動する「SBIハイブリッド預金」を作ることが条件。
おわりに
現在私は住信SBIネット銀行を利用しています。
条件次第にはなりますが、月7回の入出金・振込手数料が無料になるのはかなり魅力的です。
また、ネット銀行はアプリなどサービスの使いやすさも重要な要素だと思ってまして、住信SBIはそこに関しても申し分ないと思っています。
任意整理をして、せっかく利子の恐ろしさから解放されているのですから、こうした手数料でお金を無駄にしないようにしたいですね。
ではでは。