
どうも、まつしょう(@matsushoblog)です。
今回の記事では、2020/07に任意整理の返済を終えたばかりの私が金融ブラック情報を調べてみたので結果を考察します。
この記事を読むことでこんなことが分かります。
- 完済してすぐの信用情報がどうなっているかわかる
- CICの信用情報の見方がわかる
- 任意整理検討/返済中の人:いつ頃ローンが組めそうか目処がわかる
目次
結論:ブラックリストには完済から5年ほど載る
私は今回、CICという信用情報管理機関に情報開示請求しました。
信用情報を管理している機関は他にJICC・KSCとありますが、私の場合は借入先が全てCICに加入していたためこの1社ですべての借入先の信用情報を確認できました。
※信用情報機関については別の記事で詳しく解説してます。

確認した結果を早速お伝えすると、以下の通り。

借入先8社のうち、半数の4社がブラックという結果になりました。。
楽天とJCBは任意整理対象ではなかったため、ブラックにはなっていませんでした。
そして基本的には、それぞれ任意整理して完済したタイミングから5年間はブラック情報が保持されるという結果になっておりました。
開示された情報に「異動」がついていればブラック
続いて、開示された情報の一部をお見せします。

借入先1件ごとにこのようなフォーマットが1枚存在します(画像はエポスカードの例)。
いろいろ書いてあるんですが、チェックするポイントは3つ。
- 中央部分の返済状況に異動がついているか
- 右上の保有期限がいつまでになっているか
- 入金状況
①中央部分の返済状況に異動がついているか
この中央の「26.返済状況」という欄に「異動」と書かれていたら信用情報がブラックということになります。
私の場合、異動発生日が弁護士を経由して支払いが一時的に止まったタイミング。
異動解消日が弁護士と借入先との和解交渉が成立したタイミングと一致します。
つまり、エポスは任意整理手続きをした時点で「異動」がつくことになります。
②右上の保有期限がいつまでになっているか
続いて、そのブラック情報がいつまで保持されるのかという情報が右上の「保有期限」になります。
このエポスの場合は「令和7年5月末日」となっているので、2025年5月末までは「異動」が消えないということになります。
なお、知人で同じ状況だったが半年後に情報を再開示したら「異動」が消えていたという人もいるので、諦めずに少し経ったら再開示してみようと思ってます。
③入金状況
このフォーマットの下部に横長に表示されているのが、直近4年間の私のエポスに対する支払い状況の記録です。
私は💲(ドルマーク)が並んでいますが、これは「請求通りの入金」がされたことを表し、いわゆる理想的なホワイトの状態であると言えます。
ここは他には以下のようなマークが付くことがあるようで、それが存在していることも「異動」がつく要因になります。
💲 | 請求通りの入金 |
---|---|
P | 請求額の一部が入金 |
R | 本人以外からの入金(保証人など) |
A | 約束の日に入金がなかった |
B | お客様の事情とは無関係に入金がなかった |
C | 未入金だが原因不明 |
ー | 入金もなく請求もなかった |
信用情報を開示して分かった例外
もう一度開示情報のまとめ表をみてみましょう。

基本的には任意整理後、完済してから5年はブラック情報が残るのが通例のようですが、中には例外が存在していました。
SMBC(プロミス)の異動は完済から5年では消えない
このSMBCとはプロミスのことなんですが、完済後5年ルールであれば2023年11月でブラック情報が消えるはずですが、昨日開示した情報だと2025年5月まで保有となっています。
入金状況もすべて💲ですし、他の借入先と異なる条件はなさそうなので、もしかしたらプロミスはその人についているブラック情報がまっさらになるまで、異動が消えないのではないか…と仮説を立てています。
プロミスは別途解約手続きをしなければ異動が消えない、という情報も別の記事で見たのでそこは深掘りして調べてみたいと思います。
任意整理したはずのセゾンと三井住友カードに異動がついていない
異動がついているエポス、SMBC、オリコ、フレックスは全て弁護士が支払い停止要請を借入先に入れた日についています。
セゾンと三井住友カードも同様の手続きをしたはずなのに、その履歴がCICには一切残っていませんでした。
これがこれらの金融機関の特徴なのか、他のJICCやKSCを見るとブラック情報が残っているのかは分かりませんので、JICC、KSCも念の為情報開示してみようと思ってます。
おわりに
情報開示するまで、私はブラック情報は任意整理開始から5年残るものと思ってましたが、結果は「完済から5年」でした。
思った以上に厳しい結果です。
今後のライフイベントで最も困りそうなのが住宅ローンを組むときなので、定期的に情報開示しつつ異動が消えているかチェックはしていきたいと思います。
ではでは。